後遺症認定
後遺症が残るような大きな交通事故に遭った場合、被害者の将来の人生設計が大きく変わることは避けられません。家族があれば、家族の生活にも大きな影響がありますので、このような場合には、出来るだけ多く損害賠償金を得る必要があります。
後遺症が残る場合、将来得られるべき収入を失ったとして逸失利益と、後遺症が残ったことによる精神的苦痛に対する慰謝料が、損害賠償金として認められます。そして、逸失利益や慰謝料の額を決める上で、後遺症の等級認定はとても重要です。等級認定が適正になされないと、後遺症の症状が同じであっても損害賠償の金額は大きく変わります。
そのため、被害者の生活再建にとって、後遺症の等級認定を適切に行うことが極めて大きな意味を持ちますが、それには専門家の力を借りることが不可欠です。被害者に後遺症が残る可能性がある事故においては、適正な後遺症の等級認定を踏まえた適切な金額の損害賠償金を確保するため、早期に専門家に相談することがとりわけ重要です。